バーコード決済が多様なシーンで市民権を得ている話
お久しぶりの更新です。年始のニュースかなにかで、バーコード決済にまつわる最近の動向についてみたので、ご紹介しようと思います。
お賽銭もPayPayなどのバーコード決済で送金
テレビで紹介されていたのは、お賽銭がバーコード決済でできるしくみです。お店のようにバーコードをピッと読み取って送金する仕組みを導入しているところもあるようですが、テレビで見たのは、決済画面を表示した状態でスマートフォンごとお賽銭箱のような見た目の箱に入れると、中で読み取られて送金完了、スマホだけすっと下から出てくる、というものでした。面白い!
小銭の入金に手数料がかかるようになった際、募金箱でも手数料が取られてしまう問題、小銭貯金をしても手数料かかる問題などが話題になりましたね。もちろん神社のお賽銭も同様なので、最初から送金してもらったほうが神社としてもありがたいのでしょう。お賽銭を用意するにも、現金を使う機会が少ないために5円玉がなかなか確保できずに苦労するため、バーコード決済によるお賽銭はwin-winですね。
オンラインで24時間ライブ配信している神社も
ユニークだな~と思ったのは、web上で24時間ライブ配信を行い、画面上で投げ銭をしてお参りができるお寺(確か…)の紹介です。どちらのお寺だったのか見落としてしまいましたが、希望の願いを選択してお金を送ると、画面上にうつっている仏様(確か…)に「家内安全」といった願い事の文字が吸い込まれていく、という映像でした。ご祈祷の場合はおさがりをどうするか等もありますが、気軽にweb上でお参りできて、実際に願い事もできるのは珍しい&面白いのではないでしょうか。
割り勘にバーコード決済を利用
そもそもこの数年の動向として、バーコード決済サービスを展開する企業が増え、ある程度は淘汰されて、有名どころは使えるというお店も増えました。世代間で利用率は変わるかもしれませんが、スマートフォンが1人1台以上の時代、何かしらのバーコード決済を利用される方も多いでしょう。そのため、何人かで食事などした際、代表者がお金を集めるときに現金ではなくバーコード決済で送金・受け取りするケースが増えています。小銭を持っていなくても1円単位まで指定して渡せるので、幹事と同じサービスを利用している場合にはお互い便利です。
お年玉やおこづかいもバーコード決済、または交通系ICカードにチャージ
子供がすでにスマートフォンを使用しているというご家庭では、お年玉やおこづかいを渡す時にもバーコード決済で、というのをラジオで聞きました。なんとも味気ない…と思いましたが、ポチ袋は中身を出したら捨てられてしまうし、新札の準備も大変です。遠方に親族が住んでいてもタイムレスに渡せるという点では優れているし、現実的なのでしょうね。
おこづかいを交通系ICカードにチャージしている、というのは直接の知人に聞いた話です。コンビニや100円ショップ、自販機など、交通系ICが使えるシーンも多いので、現金を渡すより管理が楽なのかもしれません。記名式カードにしておけば、落とした時も見つかる…かもしれないし。そもそも高校生くらいになると、バスや電車で通学するのに定期券が必要となって、ついでにチャージして渡す方法が取られるのかもしれません。
交通系ICカードの残高や履歴がわかるアプリ
駅構内にある交通系ICカードのチャージ等ができる端末でも利用履歴の確認や印字ができますが、もっと手軽に、スマートフォンで確認できるよう開発されたアプリもあります。ICカードだといくらあるのかわからず困ることもあるので、たまに使うとき心配になるという方はそうしたアプリの利用をおすすめします。おこづかいで渡すときも、履歴をチェック、という条件つきで渡したり…すると子供はうっとうしいでしょうね…。
バーコード決済に慣れ過ぎて「おつり」がわからない子供たち
この1、2年に限った話ではありませんが。現金でのやり取りが減った今、おつりという概念がわからない子供が増えているようです。こういう子に現金での買い物をまかせると、切りがいいおつりを貰えるお金の渡し方がわからなかったり、おつりを貰い忘れたり、ということが起きます。
すべてが電子化の流れではありますが、現金を使うこともあるため、現金でおつかいをする経験も必要かもしれません。
結婚式のご祝儀にもPayPayが使われる時代
これはホスト側になったことがある方ならわかるかもしれませんが、いただいたご祝儀は受付を頼んだ友人たちでも式場スタッフでもなく、信頼できる親族に預けることになっています。当然、預かっている親族(大抵は親または兄弟)は大金を持ち歩くことになるため、挙式や披露宴の間もちょっとドキドキです。
- ホスト側:ご祝儀の管理が安全かつ楽になる(現金を保管、持ち歩く必要なし)
- ホスト側:ご祝儀袋の処分に困らない(式当日はとにかく大荷物!)
- 招待された側:新札がなくても慌てずに済む
- 招待された側:ご祝儀袋の準備や、慣れない習字ペンで書いた文字を見せなくて済む
などなど、メリットがたくさんあります。もちろん気持ちの問題もあるので、必ずしもバーコード決済が良いとは限らないでしょうが、将来的には切り替わっていくのかもですね。
2025年も益々の商売繁盛をお祈りしております!
今回はバーコード決済についての内容でしたが、2025年はAIが爆発的に広がる(すでに広がってきていますね)と言われています。使えるものは有効活用して、事業に活かしていきましょう!
2025年も、皆さまの益々のご繁栄とご多幸を心よりお祈り申し上げます。